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『あなたは未来 あなたは可能性』白鵬翔氏 対談

あなたは未来 あなたは可能性」 発刊記念

 

僕が写真を撮る時それは、もちろん仕事として依頼をお受けできてはじめて成り立つもの。

どういう形であるにせよ、僕が撮らせていただいた写真が世に出る時その方々の印象や人となりなどを見る人達は想像するだろうし、イメージするはずだ。それほど、ビジュアル(写真)というものは力は大きい。僕はいつもそれを考える。

 

僕の撮らせて貰った写真ひとつでその人に対して持たれる印象が大きく違ってくるならば僕の仕事はその方々へのイメージを担う責任を背負い込むと言っても過言ではないと思っている。誰もが偉大なる功績を残されているかただったり現在進行形で活躍されている方ばかりであるけれどそんな方々の撮影で気後れしてるカメラマンであってはいけない。

 

だから、挨拶を終え話しが始まったその時に僕へのゴングも鳴らされ僕は奮起するのだ。そのひとときだけであるけれど、まったくもって恐れ多いのだが、そのスイッチが入った瞬間僕とその被写体の間では対等な立場となって同じリングに上がる。もちろん相手には、そんな気持ちはないだろうしそれで良い。

 

気後れしたような写真が載っていたんでは、間違いなく彼らの印象が悪くなる。僕はカメラマンとしてそれだけはしてはいけないと思い続けてもいるし、被写体の方々の素敵なところを撮ってこそそれを表現できてこそ僕の仕事をする上での責任が果たせるものだと思い続けている。そんな気持ちをこの日も持ちながら次の対談の日がやってきました。

 

「勝ち負けは関係ない。敵は自分」 大相撲横綱力士 白鵬翔氏の登場です。

 

しかし、ほんとに大物、大きな方でした(笑)小さい頃から相撲が大好きで大相撲に憧れて、モンゴルからやってこられました。モンゴルではスポーツマンとして体力に自信をもって来日するも実際相撲の世界に入ってことごとく力の弱さに凹まされたとおしゃいます。

 

言葉が分からないから親方や先輩ともうまくコミュニケーションが取れず一日3度も泣いていたこともあったとか。その日本語は、なんと「涙そうそう」という歌を聴きながら覚えられたそうです。そして日本語が話せるようになると同時に番付も上がっていったと。吉田社長さんも若い頃楽観的に渡米されたものの、英語も分からない、習慣も文化も違う、友達はなかなか出来ないと言った経験を持たれていて白鵬氏の日本での生活に共感しておられました。

 

白鵬氏は、この対談で何度も口にされた「運がよかった」という言葉しかし、その運は決して待っているものではない。本文中にもありますが「黙って座っているだけでは運はついてこない。努力して初めて運がついてくる」全て自分が動いて自分が努力して勝ち得た本当に重々しい言葉だと思います。

 

白鵬氏もパソコンを自在にあやつりご自分の相撲に生かしてらっしゃるようです。タブレットiPadをいつも持ち歩いていて、暇があるとかつての横綱力士の取り組みを見ていらっしゃるとか。

 

僕も見せていただきましたが、過去全ての横綱力士ではないでしょうか。白黒時代のテレビ放映されていた動画が納められていました。対戦の前には必ず見られて気持ちをたかめられてかた土俵に上がるとのことでした。

 

相撲という古くからの伝統を重んじる世界、そしてスポーツでは言い切ることのできない「武道」という精神。白鵬氏の言葉一つ一つには、それこそ今の日本人が忘れているのではないかと思われるような「道(どう)」という想いについて切々と語られていたことがとても印象的でした。

 

横綱でありつづけることへの、白鵬氏の努力はたぶん僕には想像だにおよびません。横綱昇進時の言葉は「精神一到」を使われたそうですが、今少し変わってきたかもしれないとおしゃっていました。

 

あの頃は「一つのこと」を貫き通す努力が必要だと思っていたらしいのですが、今は、一つのことだけではダメなんだという気持ちに変わってきたとか。それは、例えば、こうして人と会い対談出来る機会もそうだし、芸術・そして自然の中に身を置く機会などを持つことで、さまざまな観点からの努力を見つけ、精神を磨かなくては頂点になれるのではないかと。

 

既に、頂点に立った人だからこそ言える言葉。いつなんどきでも絶え間ない努力を続けてこられている重たい言葉です。これからの若者・子供達に対するメッセージは、やはり、スポーツをやって欲しいなと。そして、特に日本の子供たちには、相撲だけではなく武道というものを学んで欲しいですね。とお話しくださいました。

 

今、日本人以上に、日本の心を持ち得ているのではないだろうかという白鵬氏の気持ち是非とも若い子供達にも届いて欲しいと思います。。。。。つづく

 

 

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2012/06/02

関連情報

著名人ポートレートの撮影は、ライブワン代表カメラマンの菅野勝男
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