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自分の顔は好きだろうか?

自分の顔は好きだろうか?
人の顔ばかり撮っている人間なのだが、
イタリアでの写真を眺めながら改めて問いかけてみたりした。

 

何年も何人もの人と出逢わせてくれた。
その都度その人の最高の表情を探し続け、追い求めて来たはずだ

 

いつも笑顔を探していた。
何故それを探していたのだろう。
自分が本当の意味で笑えない人間だったからに違いない

 

「嘘っぱちの人生だね、あんた」
それまでの自分だったら相手にもしないような言葉
その時 脳天に雷を落とされた様に
微動だできず立ち尽くすだけの自分が居た

 

自分を探す時間ってのはどうやら何年も何年もかかったと思う。
今、迷いは無いのか?と聞かれたら、胸を張ってYESと答えられるかは定かではないけれど

 

ただ自分の求めたい本当は間違いなく言えるかな
僕は僕のファインダーの前に立ってくれる「あなた」の素の表情を撮りたい。撮り続けたい

 

笑う門には福が来るから
辛い時でも笑っていなさいと
お袋がニコニコ笑いながら言っていた
僕ら姉弟への口癖
あの頃の彼女はいつも心の中で泣いていたはずだ

 

素の表情っていうのは一体どんな表情だろう?と思い続けている
果たして本当の笑顔ってどんなだろう?

 

ちょっと重ったるい言葉だけど。。。
やっぱり「愛」ってやつ?(笑)

 

例えば誰でも人は年老いて行くと同時に
ひとつひとつ皺を刻み込んでいく
四苦=36 八苦=72で
足して108の煩悩とは言うけれど
まさか、そんな数で収まるほどの
悩みや悲しみだけで
生きてこれた訳じゃ無いはずだ

 

迷った道の数だけ 傷つけた心の数だけ
いくつもその皺に刻まれて来たのだろうけれど
悲しみのしわだけじゃない
嬉し涙の流れた跡だって
喜びの笑顔だって
その顔に刻み込んできたはずだもの

 

折角ここまで生かしてもらってきた訳だから
その生きた証であるはずの皺を
恥ずかしいと思うほうが逆におかしいんじゃないかい?

 

若い頃に見えたものと
今見えるものとの違いが少しずつ判ってもきた

そして最近
「人を想う」
ということを良く考える

廻りの人達は、結局誰もが優しくて
誰彼となく気がついたら僕を助けてくれるんだもの。

 

それに誰でもそうだと思うけど
自分の中に、大切な人ってのは
間違いなくちゃんと居て
その人が、今日も元気で過ごしてくれることを
本気で願い 祈る時
その人の存在のありがたさ 愛しさを
心から嬉しく思う

 

だからこそ今日の僕の一生懸命は
その時の本当でありたい

 

人を想うというものは
実は、自分を勇気づけてもくれるし
生きる力を与えてくれる
そんな気がするんだな。

 

若いという名の付く花は
身体の外に咲くものだから
いっときは目も眩むこともあるかもしれないけれど
年を重ねることで咲く花は
心の中に咲くはず

 

その花を真っ正面から
いや、少し斜めからでも良いから(笑)
見つけられたそのときこそ
僕は万感の想いを込めて
シャッターを切れるんじゃないかと思うんだ。

 

まだまだ自分の顔を好きだとは言えないのだけれど
こんなこと考えられるようになったこと思えば
これでも昔の顔よりは
少しは好きに思える様になってきたのかもしれない

 

いずれ。。。。
言葉なんてのもいらなくて
例えば
並んで座って夕暮れ時の空でも
眺められるような友が出来るようになったなら
自分の顔ももっと
好きになれてるんやないかなぁ(笑)
なんて。。。思ったりしてます。

 

今一番のお気に入りの曲を聴きながら。。。
※たくさんの言葉を借りました

 

2012/07/21

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